INTRODUCTION
未踏への挑戦
リアルロケット開発群像劇!
ロケットの街、北海道大樹町。
大学生の天野天は
就職活動終了を間近に控え、
幼い頃からのロケットへの
憧れを諦めかけていた。
大学生活最後の
ペットボトルロケット打ち上げの日、
ある男との出会いが
天の運命を大きく変えていく。
これは、実話に基づく物語である。
COMMENT
CHARACTER
かっぴー氏が生み出す個性豊かな登場人物が、北海道を舞台にした民間ロケット開発のリアルな群像劇を彩ります。
左上:天野 天(あまの てん)
右上:稲月 仁(いなつき じん)
左下:堀越 エリ(ほりこし えり)
右中:空(そら)
右下:前(まえ)
かっぴー
原作
正直ウェブトゥーンで「お仕事もの」がウケるのか不安でしたが、大勢のプロフェッショナルが関わるウェブトゥーンだからこそ、ロケット制作の熱量が伝えられるのかも知れないと思いました。私達のロケットが多くの人に届く事を祈っています。
フウワイ
ネーム
2022年4月、実際にISTを取材させて頂いた感想が「すでに漫画のような話だ」でした。情熱・成長・失敗と成功…熱いドラマが確かな会社の歴史として存在し、それをかっぴーさんが物語として昇華させた原作のプロットを読んだ時、ネーム担当としてこの企画に携われる事を誇りに思いました。大いなる夢に挑む天たちの挑戦を見届けて頂けますと幸いです。
稲川貴大
インターステラテクノロジズ株式会社 代表取締役
これまでエンターテイメントとしての宇宙といえばSFが主流だったと思います。これは多くの人に夢を与えて、現実の宇宙開発を進めたという大きな意味があったと思います。一方で、今後ますますリアルな産業としての宇宙産業が出てくるのが現在地点です。ロケット開発の現場のチャレンジングでエキサイティングな環境を多くの人に楽しみながら知ってもらえるとうれしいです。
堀江貴文
インターステラテクノロジズ株式会社 ファウンダー
「左ききのエレン」作者である、かっぴーさんの原作で「晴天のデルタブイ」というウェブトゥーンが配信される。この題名で気づく人は相当なロケットマニアだろう。民間ロケットベンチャーが北海道でロケットを作って人工衛星を飛ばす話だ。
デルタブイとはΔvとも書くのだが、人工衛星などの物体をある軌道上に飛ばすために必要なエネルギー量の単位だ。例えば地球低軌道のような軌道に地上から物体を送り込むためのデルタブイを作れれば人工衛星を打ち上げることができる。そのデルタブイは推進剤によって作られるのだが、地球の重力や濃い大気の制限で多段式のロケットだったりエンジンの性能向上、軽量化などが必要になってくる。
これを民間ロケットベンチャーが達成するのは非常に難易度が高い。我々インターステクノロジズもこのウェブトゥーンの制作に協力しているが、ロケットを作るのは苦難の連続だ。優秀な人材が束にならないと達成できないし、かかるお金も桁違い。世界でまだ数社も達成できていないプロジェクトなのだ。 だからこそ、その舞台裏には悲喜交々の人生ドラマがある。ウェブトゥーンというとっつき易いメディアによってその世界をわかりやすく、そしてかっぴーさんのワクワクドキドキのストーリーで展開していく予定だ。この物語を見て1人でも多くの人たちがロケットベンチャーに興味を持ってほしいと思っている。